今月の「ひと」 |
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2007年2月18日の東京マラソンでラストラン!
1966年岡山県出身、女子マラソン選手。1992年のバルセロナオリンピックで 銀メダルを獲得し、4年後のアトランタオリンピックでも銅メダルを獲得。 この二大会連続のメダル獲得は、日本の女子陸上選手では初めての快挙であった。 ゴール後のインタビューで出た「自分で自分をほめたい」という言葉はその年の 流行語大賞に選ばれている。
また、「スポーツを通じて希望と勇気をわかちあう」ことを目指し、1998年にNPO
「ハート・オブ・ゴールド」を設立し、代表に就任。
社会貢献を目的としたこの団体の活動の中では、カンボジアの対人地雷被災者救済の
ために手や足を失った犠牲者や子供たちに義足を贈るほか、被災地・紛争地における
生活者の自立支援なども行っている。
強く美しい心をもった人々の社会貢献への心を「心の金メダル
(ハート・オブ・ゴールド)」と例えており、
この心は有森裕子が自ら描いた暖かみのあるシンボルマークから伝わってくる。
そんな有森選手も2007年2月18日の東京マラソンを最後に競技生活からの引退を表明し、
現在は米国でトレーニングに励んでいる。
ラストランに向けての挑戦の模様を公式ブログ「有森裕子.jp」で確認できる。
ぜひとも、応援したい。(2007年1月31日掲載)
[追記]
2007年2月18日、寒空の下、石原慎太郎都知事の号砲でスタートした東京マラソン。
途中、転倒するアクシデントがあったが、目標としていた2時間台(2時間52分45秒、女子で5位)で完走した。(2007年2月19日)